液体チョークの作り方
買ったりいただいたり、粉末チョークがたまってきたので、液体チョークを自作してみました。
楽しく、そこそこ実用的だったので作り方と所感を紹介します!
材料と道具
- 粉末チョーク
- イソプロピルアルコール50%
- 容器
・粉末チョーク
今回は使用感の比較も考え、普段使っている粉(東京粉末のspeed)で作りました。
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・イソプロピルアルコール50%
市販の液体チョークに使われているアルコールを使いました。
(一般的には工業用脱脂剤もしくは消毒剤として使われています)
濃度が高いものは薄める手間があったので、薬局などで手に入りやすい、消毒用の50%です。
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・容器
開閉しやすく、できるだけ密閉できるものを選びました。
作り方
- 容器に粉を入れる
- アルコールを入れる
- 振る
- 2〜3をくりかえし、好みの濃さにする。
粉末チョークとアルコールの重さの割合はおよそ1:3でこれ以上溶けなくなりました。
使用した感想
冬の室内(晴)で使用しました。
○良かった点
・ 液体にすることで手へのチョーク付きが良い
指紋に入り込み、粉末の時よりしっかりと手に付くので、効きが良く感じました。
アルコールの脱脂効果も相まってか、コンディション良好です。
・乾きの早さも問題なし
十分早く乾きます。
たっぷりつけてもぬるつきは残りません。
・手を洗えばすぐ落ちる
元が粉末チョークなので手を洗えば問題なく落ちます。
使用中は手がだいぶ乾燥しますが、洗い落とせばいつもの登攀後の乾き具合でした。
※アルコールが肌に合わない方もいらっしゃいますのでご注意ください!
おかしいなと感じたら直ちに使用中止してください。怪我などをしている箇所にも注意してください。
△気になる点
・チョークの持続力は粉末より少し良いが、たっぷり必要
登りはじめ、指先にちょんちょんと少なくつけていたらあっという間にホールドやボテにチョークを吸われました。まずは手のひら全体にたっぷりつける必要があります。
付きが良いので粉末よりチョークアップ回数は減ります。
・チョークの減りは早め
濃いめに作ったためか、粉末のときより消費が多いように感じます。
チョーク自体消耗品ですし、どんどん使わないと意味がないので気にしなくてもよい点かもしれません。
・高機能の液体チョークにはかなわない
ロジン入りのチョークやPD9などの高機能なチョークのように効きや持ちはよくなりません。
利点と難点まとめ
○利点
・好みの粉末チョークが液体にできる(粉末禁止ジムでも使える)
・粉末より付きが良い
・濃さが調節可能
○難点
・たっぷり出す必要がある
・チョークの消費が早い
・高機能の液体チョークには勝てない
※アルコールが体に合わなかったり、ものによっては成功しない可能性がありますのでご注意ください。
2019/9/20追記
しばらく使用してみた感想を書きました。