自作液体チョークその後
今年はじめに液体チョークを自作し、半年ほど使ってみたのでその後のレポートをします!
作った時の記事はこちら
自作液体チョークの使用感
使用してみた利点は作った当初と変わらず、
- 粉末チョークがより密に手指つくこと
- アルコールの脱脂作用でよく乾燥すること
が挙げられます。
ジムで一緒に登っている仲間たちにも試してもらいましたが、「チョークの付きの良さ」について言及する方が多かったです。
人によってはもっと早くアルコールが乾いてほしいという声があったり、夏場は揮発によるひんやりした感触を評価されることがあったりしましたが、この辺りは好みでしょうか。
また、ホールドから指についた汚れをアルコール(とその水分?)で指の腹から除去できている気がします。しかし除けた汚れはどこへ?
この点についてはアルコールのみ手に吹き付けて実験してみる価値ありと思います。
容器について
チョークの継ぎ足しは面倒くさいですね!
50mlの小さいボトルで週2くらいの登攀だと、継ぎ足し回数は半年に3~4回程度です。
継ぎ足す時もいちいち分量を量るのはおっくうなので、適当に目分量で行いました。
ボトルの8分目まで粉を入れて、そこからアルコールをボトルの7分目くらいで、5分は振らないと混ざりきりません。
容器からのアルコールの揮発はあまり感じなかったので、もっと大きいボトルでたくさん作っても問題なさそうです。
ただ、蝶番があるふたの機構だと、ふたの裏とボトルの口に付着したチョークをパラパラとこぼしてしまいます。しかも付着したチョークのせいでふたが閉まりにくくなり、とうとう蝶番が壊れてきてしまいました。
そこで今回、ボトルをサイズアップしてリニューアルしてみました!
前回の容器は50mlでしたが、今度は100ml、ふたの機構をプッシュ式にしました。
素材は前回と同様少し柔らかいプラスチックです。
ボトル口が大きくなったので単純に扱いやすいです。
チョークは普段チョークボールを詰めるために使っているスプーンでザクザク入れました。
ボトルを振って作るやり方だとかくはんに時間がかかるうえ一度に作れる量は少ないので、ほかの方がブログで紹介されているようにジップロックなどの分厚いビニール袋に入れて揉み混ぜる方が効率がよいのかなと思います。
せっかく新しくしたプッシュ式のふたですが、開閉の時にチョークが飛びだします!致命的!!
でも、そんな欠点を補える利点があります。
口が容器のふちにあるので出す量を調節しやすく、口の周りについたチョークも手で拭き取ればきれいになるのです。
開閉時は口に手を添えて飛散を防ぐことにして、しばらくこれで様子を見てみます。
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(10/7追記)
プッシュ式のフタ、ダメでした!
液体チョークの粘度が高いと口の内側にチョークが溜まり、乾燥してしまい目詰まりを起こします。
とうとうふたが開閉できなくなり、中身まで固まってしまいました。
容器探しの旅は続く……
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どうやら私にとって液体チョークを自作することは、性能の良い粉末チョークをより使いやすくすることが目的となったようです。
液体チョークそのものには満足していて、実際ジムに通うのにコンパクトでとても便利なので、問題は容器探しになってしまいました。
液体チョークを自作してみた方、もしよかったらどんな出来になったか教えていただけると嬉しいです!